バーコードはどこ?

スーパーの現役レジ店員が商品のバーコードからデザインを紐解く

Coca-Cola line lime コカ・コーラ ライム

バーコードの位置は?

商品の右側面に縦型で配置されている。商品ロゴと成分表示の境界の役割も果たしている。 バーコードの背景は白、文字は黒である。

パッケージデザイン

背景はライム色をイメージした黄緑色、正面には赤色のレイヤーが重ねられ、その上にコカ・コーラのロゴが重なる。

このあたりは新商品でありながら、きちんとコカ・コーラアイデンティティを示している。

正面から見ると、通常のコカ・コーラのパッケージに上下の黄緑色のライムの線を足しただけのデザインにも感じるかもしれない。 しかし、背景を黄緑色の一色のみにしてしまうと、コカコーラライフのパッケージと被ってしまうということで、このようなデザインになったのだろう。

そもそも、コカコーラのレモンやバニラといったフレイバー系の商品はオリジナルのデザインを踏襲したものであったので、このライムフレーバーもそれにならったデザインと言えるだろう。

まとめ

フレーバー系の飲料において、コカコーラのように圧倒的なブランド力がある場合、全く新しいデザインを与えるよりオリジナルのラベルを踏襲したほうが、ライトなファン層にまでリーチできるのではないだろうか。 このコカ・コーラ ライムフレーバーは新商品でありながらも、既視感や親しみやすさを与えるよいバランスを保っているように感じる。

このブログの目的は?

このブログの目的

バーコードの位置からパッケージデザインを紐解こう!

商品パッケージの一番地味なところにあるバーコード。

人気商品の名前やパッケージを浮かべてみてください。 バーコードがどこにあるか分かりますか?

見つけられたという方、コンビニかスーパーで働いたことある方なのではないでしょうか。

見つけられないという方、ほとんどの人がそうですよ。 それだけ地味なのです。

そんな地味なバーコードの位置。どこに配置するかデザインする人は悩むのではないかと勝手に想像しています。 そんな仮説から商品のパッケージデザインを超主観的に分析、批評していこうというブログです。